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医薬品コード

KEGG では日米欧の医薬品を一元的に管理するため、化学物質としての医薬品コードをつけています。これが KEGG DRUG D 番号で、同一化合物 (または同一混合物) の識別子になっています。D 番号を上位の医薬品分類に対応づけ、また下位の商品 (および添付文書) に対応づけることで、KEGG MEDICUS では日米の医薬品すべての階層的体系化がなされています。
医薬品分類コード (ATC 分類コード、薬効分類番号)
化学物質コード (KEGG DG 番号および D 番号)
添付文書コード (日本: JAPIC 8桁コード, 米国: DailyMed setId)
商品コード (日本: JAPIC 11桁コード, YJ コード, 米国: NDC)
それぞれのコードの概略は以下の通りです。米国の DailyMed setId と NDC については英語版をご覧ください。

KEGG D 番号
化学構造 (混合物の場合は化学成分) に対応した識別子
大文字アルファベット D に続く5桁の数字で表現 (KEGG DRUG 参照)
(例) D00109 アスピリン

KEGG DG 番号
塩や水和状態等の違いを除いた基本構造が一致する化学構造グループ、およびその他のグループ
DG に続く5桁の数字で表現 (KEGG DGROUP 参照)
(例) DG00015 アセチルサリチル酸

ATC 分類コード
WHO の ATC (解剖治療化学) 分類
KEGG MEDICUS では日米のすべての商品に最下層の7桁コードを割り振っている
(例) アスピリンの分類コード N02BA01B01AC06 は以下の階層分類に対応
N 神経系
 N02 鎮痛薬
  N02B その他の鎮痛薬と解熱薬
   N02BA サリチル酸と誘導体
    N02BA01 アセチルサリチル酸
B 血液と造血器官
 B01 抗血栓薬
  B01A 抗血栓薬
   B01AC 血小板凝集抑制薬、ヘパリンを除く
    B01AC06 アセチルサリチル酸

薬効分類番号
日本標準商品分類「87 医薬品及び関連製品」のサブカテゴリーに対応した薬効分類
日本の商品には4桁の薬効分類番号がつけられている
(例) アスピリンの薬効分類番号 11433399 は以下の階層分類に対応
1 神経系及び感覚器官用医薬品
 11 中枢神経用薬
  114 解熱鎮痛消炎剤
   1143 サリチル酸系製剤
3 代謝性医薬品
 33 血液・体液用薬
  339 その他の血液・体液用薬
   3399 他に分類されない血液・体液用薬

JAPIC コード
日本医薬情報センター (JAPIC) が医薬品添付文書データベース作成のためにつけている番号
添付文書は 8桁の数字で、個々の商品はそれに枝番号がついた 11桁の数字で識別
(添付文書の例) 00047330 バイアスピリン (バイエル薬品)
(商品の例) 00047330-001 バイアスピリン錠100mg

YJ コード (個別医薬品コード)
薬価基準収載品目につけられた12桁の薬価基準収載医薬品コード (厚労省コード) にほぼ対応
銘柄別収載品目の場合は同じコード、統一名収載品目の場合は銘柄番号を付与
(例) 3399007H1021 バイエル薬品のバイアスピリン
3399薬効分類番号
007投与経路及び成分 内服薬:001-399 注射薬:400-699 外用薬:700-999
H剤形 A-E:散剤 F-L:錠剤 M-P:カプセル Q-S:液剤 T,X:その他
1同一分類内の規格単位番号
02同一規格内での銘柄番号
1チェックディジット



KEGG MEDICUS では使用していませんが、添付文書には以下も記載されています。

承認番号
承認を受けた物品であることを示す番号
(例) 21200AMY00212000 バイエル薬品のバイアスピリン錠100mg
21:昭和 2:平成 3:令和
12
0000:厚生労働省承認
AMAM:医療用医薬品 AP:一般用医薬品 BZ:医療用具 DZ:医薬部外品 CZ:化粧品
YY:輸入 Z:製造
00212000その年の一連番号


Last updated: March 22, 2023

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